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書いた人:kyoko
彼に別れを告げられてから、約1年引きずりました。復縁はしていません。
教育学部で学ぶうちに心理学に惹かれ、在学中にカウンセラーの資格を取得。いまは福岡を拠点に、講師・コンサルタントとして全国を回っています。仕事でも、人の相談相手に選ばれることが多くあります。
→ くわしいプロフィール

スマートフォンを開いたら、彼の写真が流れてきた。
知りたくなかったのに、知ってしまった。

これから紹介するご相談内容は、いろいろなカタチで何度も受けてきました。今日はその中のひとつを、ご本人の許しをいただいて書かせてもらいます。

それから、この記事では「復縁できるかどうか」の話はしません。書くのは、いま傷ついているあなたの心のことです。

この記事でお伝えしたいこと

  • 復縁を望んでいなくても、傷つきます。それは自然なことです。
  • 彼がその選択をしたことと、あなたの魅力は、関係がありません。
  • ムカつく、悔しい。そう思って当然です。
  • 新しい彼女と、比べなくていい。同じ土俵に乗らない、と決めてしまいましょう。
  • いつ薄れるかは、決められません。毎日の積み重ねの先に、「あ、大丈夫かも」が来ます。

「復縁したいわけじゃないのに」と思っているあなたへ

この記事を書くにあたって、相談サイトに寄せられた声を読み返しました。
いちばん多かったのは、こういう声です。

「復縁したいわけじゃないんです。でも、私にしてたことを他の子にもするんだ、と思うと苦しい」

検索して出てくる記事の多くは、「彼女ができても復縁できるか」に答えています。復縁できるケース、難しいケース、振り向かせる方法。

でも、それを知りたいわけじゃない人が、たしかにいるのです。
苦しさの正体は、復縁したい気持ちとは限りません。自分と過ごした時間が、特別なものではなくなってしまったような感じ。それは、復縁とは別の種類の痛みです。

その痛みには、ちゃんと名前をつけていいと思います。

A子さんの話

向かい合って座り、片方が話し、片方が静かに聞いている2人の女性

ここからは、私が相談を受けた方の話です。仮に、A子さんとします。

お互いに納得して、別れたのに

A子さんには、数年付き合った彼がいました。3年ほどです。
最後は、どちらかが振ったのではなく、お互いに納得して別れました。それでも彼女は、彼との結婚を考えたことがありました。

別れたあと、彼にはすぐ新しい彼女ができました。そして、1年後に結婚しました。

SNSで、知りました

彼女がそれを知ったのは、SNSでした。

彼を追いかけて見ていたわけではありません。友人だったり、関係が深かったりすると、向こうから表示されてしまうのです。

見たくて見たわけではなかった。

「直接教えてくれたら、おめでとうって言えたかもしれない」

彼女は、涙ながらにそう言いました。

せっかくなら、直接知りたかった。もし直接教えてくれたら、「おめでとう」と言えたかもしれない。でも、もうただただ傷ついている、と。

そのあとに、こう続けました。

「結局、直接会っても、お祝いなんて言える気分じゃなかったけどね」

そう言って笑う彼女の顔を見て、私は思いました。ああ、この人は彼のことが好きだったんだな、と。

「3年付き合った私とは結婚しなかったのに、1年で?」

彼女がいちばん繰り返したのは、この言葉でした。

「私には、そんなに魅力がないの?」

何度も、何度も聞かれました。
私から見れば、彼女は賢くて、器量もあって、とても素敵な女性です。仕事もできて、まわりからも慕われている。

でも、そんな彼女でも、こう言うのです。

強くて、しなやかに見える人でも、やっぱり傷つく。 私は、そのことを改めて知りました。

彼の選択と、あなたの魅力は関係がありません

窓辺に立ち、まっすぐ前を見ている女性の横顔

彼女に何度も聞かれたとき、私ははっきり言いました。

「絶対に、そんなことはない」と。

なぜ結婚しなかったのかは、2人にしか分かりません

なぜ3年付き合って、彼は結婚しなかったのか。なぜ次の人とは1年で結婚したのか。

それは、2人にしか分かりません。 正直に言って、答えはないと思います。

私にも、あなたにも、たぶん彼自身にも、きれいに説明はできません。

3年と1年を比べるのは、誤った自分の傷つけ方です

ただ、ひとつだけ、はっきりお伝えしたいことがあります。

3年という長さと、1年という長さを比べて、「自分に魅力がないのではないか」と感じてしまうこと。それは、誤った自分の傷つけ方です。

それだけは、やめてほしい。彼女にも、そう伝えました。

期間の長さは、愛された量ではありません。早く決まることも、時間がかかることも、どちらもあります。そこに、あなたの価値は入っていません。

「彼があなたを選ばなかった」としても

彼があなたを選ばなかった、という事実が目の前にあったとしても。

タイミングが合わなかったのかもしれない。それまでの積み重ねで、うまくいかなかった。ただ、それだけのことです。

あなたの魅力と、彼の結婚は、イコールではありません。

この記事で言い切れることは、そんなに多くありません。復縁できるかも、いつ楽になるかも、私には分かりません。

でも、これだけは言い切ります。彼の選択は、あなたの値打ちを決めていません。

SNSで知ってしまったあなたは、悪くありません

検索して出てくる記事には、たいてい「SNSを見ないようにしましょう」と書かれています。

でも、追いかけて見ていたわけではない人が、たくさんいます。

友人だったり、共通の知り合いがいたり、関係が深かったりすると、向こうから表示されてしまうのです。見たくて見たわけではない。

だから、まずお伝えします。あなたは、悪くありません。

遠い友人かもしれない相手を、いきなりブロックしたりはしませんよね。だから私は、こういう場合に「見ないほうがいいですよ」とは言いません。現実的ではないからです。

「直接、教えてほしかった」という気持ちについて

A子さんは、「直接知りたかった」と言いました。

彼の側にも、事情があったのかもしれません。結婚する前に、わざわざ元カノに会って「実は結婚するんだ」と報告するほうが、かえって酷だ。そう思って、しなかったのかもしれない。

立場によって、見え方は全然違います。

それでも、私は思うのです。彼女は彼を大事に思っていたし、彼もきっと彼女を大事に思っていた。だとしたら、そこに一言あったほうが、彼女は傷つかずに済んだのかもしれないと。

どちらが正しい、という話ではありません。

ただ、あなたが「直接がよかった」と思うことも、間違っていません。 その気持ちは、わがままではないのです。

新しい彼女と、比べなくていい

鏡の前に立ち、鏡に映る自分と静かに向き合っている女性

「新しい彼女と、比べてしまいます」

この相談は、本当によくあります。彼女と比べてしまう。奥さんと比べてしまう。年齢を、見た目を、性格を、一緒にいた長さを。

比べるのは、しんどいです。でも、比べちゃうんですよね。

分かります。やめようと思ってやめられるなら、とっくにやめています。

同じ土俵に、乗らないと決める

だから私は、こうお伝えしています。

同じ土俵に乗らない、と決めてしまいましょう。

「比べない」ではありません。「比べる場所に、そもそも立たない」のです。

そのために必要なのは、相手を知ることではなく、自分を知ることです。比べる前に、自分の魅力を、まず自分でしっかり知ってあげる。自分で自分を大事にしてあげる。

比較は、自分で自分を傷つけること

比べるという行為は、結局のところ、自分で自分を傷つけることです。

相手のことは、どうせ全部は分かりません。SNSに出ているのは、いちばんいいところだけです。それと、自分のいちばん弱っているところを比べている。勝てるはずがありません。

それだけはしない、と決める。 これは我慢ではなく、すごく大事な成長だと思います。

ムカつく、悔しい。そう思って当然です

「そんなふうに思ってしまう自分が嫌です」

そう言う人がいます。ムカつく、悔しい、羨ましい。そういう気持ちを持つ自分を、責めてしまう。

そう思って、当然です。

好きだった人が、次の誰かを好きになって、愛する。自分よりもその人を選んだ、という事実が目の前にあれば、悔しいと思うのが自然です。ムカつくのも、当たり前です。

きれいな気持ちでいなくて、いいのです。

そのうえで、少しだけ。あなたにも、次があります。あなたを愛してくれる人と歩く道も、ちゃんとあります。過去と上手に折り合いをつけられたら、もっといい恋ができるかもしれません。

……でも、嫌ですよね。辛いですよね。

いますぐ前を向かなくて、大丈夫です。

これは、誰もが通る道でもあります

少しだけ、視点を変えた話をさせてください。

元彼に新しい人ができる。それは、きっと誰もが一度は経験することです。そして、逆もまた然り。私たちもまた、誰かにとっての「新しい人ができた元カノ」であることが、あります。

これは、「だからあなたも我慢しなさい」という話ではありません。いまあなたが傷ついていることと、何の関係もありません。

ただ、少しだけ先の話をすると。あなたに次の大切な人ができたとき、彼もまた、同じ気持ちになるかもしれない。

そしてその頃には、きっとあなたは、もうここにはいません。

いつ薄れるのか

湯気の立つ食事が並んだ食卓に、ごはんの器を置く女性の手元

「この気持ちは、いつ薄れますか」

これも、よく聞かれます。

時期は、決められません。「◯か月で薄れます」とは、書けません。

薄れていくのは、たぶん積み重ねの先です。

  • 自分を愛してくれる人と、一緒にいること
  • 自分が夢中になれることに、一生懸命取り組むこと。仕事なら、仕事に。家族を大事にしたいなら、家族のことを丁寧に
  • 毎日の生活を、丁寧にすること。 部屋を掃除する。おいしい料理を、ちゃんと食べる

そういうことをやっていくうちに、ある日ふと、「あ、大丈夫かも」と手放せる時が来ます。

いつ来るかは、分かりません。でも、来ます。

ひとりで抱えきれない日は

それでも、抱えきれない日があります。

友達に同じ話を何度もするのは、だんだん申し訳なくなってしまう。私も、そうでした。

そういう時、私は身近な人ではない誰かに、話を聞いてもらいました。そのときのことは、かかったお金や、向かなかった使い方も含めて、こちらに正直に書いています。→ ココナラ電話占いの体験談

つらさが強い時は

眠れない日や、食べられない日が続いている時は、どうかひとりで抱えないでください。

  • よりそいホットライン:0120-279-338(24時間・無料)

(厚生労働省「まもろうよ こころ」。2026年9月に確認)

よくある質問

Q. 元彼に新しい彼女ができたら、もう復縁は無理ですか?
彼女ができたというだけなら、無理とは限らないと思います。その2人がどうなるかも、まだ分かりません。ただ、結婚となると話が変わってくるので、その場合は少し難しくなるのではないでしょうか。……これ、難しいですよね。正直、私にも分かりません。

Q. 「ムカつく」「悔しい」と思ってしまう自分が嫌です
そう思って当然です。無理に消さなくて大丈夫。自分よりその人を選んだ、という事実が目の前にあるのですから、そう感じるほうが自然です。

Q. 新しい彼女と比べてしまいます
同じ土俵に乗らない、と決めてしまいましょう。比べる前に、自分の魅力を自分で知ってあげてください。比較は、自分で自分を傷つけることです。

Q. SNSをブロックしたほうがいいですか?
追いかけて見ていたわけではないのなら、あなたは悪くありません。無理にブロックしなくて大丈夫です。ただ、見て苦しくなる日が続くなら、「今日はアプリを開かない」と決める日を作ってみるのもひとつです。

おわりに

これを読んでいるあなたが、もし別れてすぐに相手が結婚したり、すぐに新しい彼女ができたりしたのなら。

やっぱり傷つくと思います。悲しい気持ちにも、なると思います。

でも、だからといって、彼がその選択をしたこと=あなたに魅力がない、ということではありません。

それだけは、知っていてほしいのです。

私はこれを、彼女にもずっと伝えていました。何度も、同じように。

そんなあなたも、大丈夫。

元彼を忘れられない理由と、私の1年のことは、こちらに書きました。→ 元彼を忘れられないのは、おかしなことじゃない
つらくて動けない日のことは、こちらに。→ 失恋から立ち直れない